歴史書

始まりの泉

男が一人
泉に顔を映してしゃがみ込んでいる
水面は揺らぎもせずただ彼を鮮明に映し出す
太陽の光りが斑に降り注ぐ静かな林の中

ザワザワと木々が鳴る

しかし彼を映した水面は揺るがない

男の表情が歪んだ

人差し指を泉に浸す

瞬間―
泉が枯れた

青く澄んだ水を溜めていた土や辺りの木々は一瞬にして炭化した

魔力を宿した泉は
逃げ場を捜し
直径1メートルほどの水晶として男の頭上に
姿を表した

碧く輝く水晶はどこか悲しげでキラキラと力無く煌めく


男は無慈悲に手を翳す

瞬間―
ひびが入り砕け散った
キイイイィィィィ――
女の悲鳴の用な音が

林を響き渡った



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