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過去
俺よりちいさく
年齢もかなり離れている
常に悟飯さんを目で追ってしまう。
初めて見る表情ばかり
あなたは、未来では死んでしまって＿＿＿
だけど、今目の前に居る
存在している。
過去の時代では
悟飯さんしかしらないので、常に悟飯と行動している
俺は、悟飯さんの事色々知っているが、過去の悟飯さんは、
俺の事をあまり知らない。
やさしく接してくれる。
「トランクスさん、これ食べますか？」
肉まんをトランクスに差し出してくる
「あ、ありがとうございます」
二人でお昼ご飯
ぱくぱくと、肉まんを頬張る
食べている姿が、かわいらしい
「悟飯さんは、肉まんスキなんですか？」
俺の質問に、食べる手を止める
「はい、僕お母さんが作る肉まん一番大好きなんですｖ」
とても嬉しそうに答える
「トランクスさんの、好きな食べ物はなんですか？」
「俺ですか？俺は＿＿」
未来では、食べ物もろくに在りつけない時がある
好きな食べ物と、言ったら・・・。
なんだろう
腕を組み悩みだす
「？？沢山あり過ぎで悩んじゃいましたか？」
不思議そうに顔をのぞこんでくる
「え、あ、はいそうです。」
「好きなもの沢山あるって事はいい事ですね。」
食事を終え
手際よく、片づけをすませる。
「ふわぁ～食べた後は眠くなりますよね」と大きくあくび
「昼寝でもしますか？」
「いいですね、昼寝しましょうかｖ」
ころんっと、草原に寝転ぶ
トランクスも悟飯の隣に寝転ぶ
（・・いいな、これが幸せって言うのかな）
いままで、こんなのんびり幸せを感じた事が無いトランクス
二人はしばらく寄り添い、空を眺る
「あ、あの雲ピッコロさんに見えないですか！？」
大きな雲を指差す
「・・・・そ、そうですか？」
悟飯が、もっとも慕っている師匠のピッコロ
「ピッコロさん、なにしてるのかな～」っとぼそり
ぴりぴりと
胸の奥が、痛くなる
（悟飯さんは・・・）
悲しい表情のトランクス。
「トランクスさん？」
問いかけに、反応せず
悟飯の傍に寄り手を取る
いきなりの出来事で驚きを隠せない
困りながら
「ど、どうしたんですか？」
真剣なまなざしで、見つめる
「悟飯さん、俺は＿＿＿＿」
突然
強い風が吹き
言葉が聞き取れない
「え？なんですって？」
必死にトランクスの言葉を聞き取ろうとするが
風の音でかき消されてしまう
風が止み
つかまれていた手が、離れる
トランクスは、何も言わず
ただ、うつむいている
「最後の方聞き取れなかったのですが？」
「・・・・なんでもないです、そろそろ帰りましょう」
トランクスの
表情・雰囲気に少し戸惑う
（何って言ったんだろう）
「そうですね、帰りましょうか」
荷物をまとめ、山を降りる
その言葉を、発しては行けない
言った所で、相手を困らせるだけだ＿＿＿＿
＜＜重要なお知らせ＞＞
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