暗闇2/4ﾍﾟｰｼﾞ目
ドアの向こうから
チチが、出てくる
酷く疲れきった顔をしている
「こ、こんにちは」 ぎこちなく
挨拶
「トランクスさ…」
「お久しぶりです。悟飯さん居ますか？」
ため息をつき
家の中にトランクスを招き入れる
「悟飯ちゃんなら部屋に居るさ…でも…」
悟飯の部屋に視線をやる
チチは、泣き出してしまう。
「オラ…どしたらいいか…わかんね～だ…」
「俺が…なんとかしますよ」
自身が
あるかわからないが何とかしたい
ダメ元で、ドアを叩く。
多分気で、分かっていると思うが
「悟飯さん…トランクスです」
コンコン
やはり
反応は無い
しばらくドアの前で考える。
力で
簡単にドアは開けられる
だけど
それでは、だめだとためらう
「悟飯さんお話がー」
言葉は最後まで
発せられず
ドアが、開かれる
開いたということは
中に入っても
良い合図
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