楽しいから2/4ﾍﾟｰｼﾞ目
運転席の方に座る
17号
なんで、俺達戦ってるんだろうな・・・。
しばらくしてから
トランクスの意識が戻る
「・・・・・な・なんで」
「お前を助けてやったんだぞ？」
くすくすと笑い
怯えているトランクスの
ほほに手を当て
「驚いたろ？オレが、お前を助けた」
怖くて怖くて
涙が出てきてしまう
「・・・っく・・」
「おやおや？どうしたんだ？怖いのか？」
そっと、涙を拭う
「・・やめ・・・」
手を振り払う
「あはは、そんな、怯えてるお前かわいいなｖ」
もう恐怖と混乱で体が動かない
逃げ出したい
でも、動かない
「・・・・殺せばいいだろ・・」
「まさか？
お前を殺すわけないだろう？楽しみが減る」
17号が、何を考えているのか理解できない
混乱して泣いているトランクスを
落ち着かせようと、頭を撫でる
少し安心したのか
泣き止む
「涙止まったか？」
「・・・・」
質問に答えない
「泣き顔も、かわいいな」
17号は、ドアを開け
助手席の方に回る
トランクスを抱き上げる
抵抗するトランクス
「やめろ！離せ触るな！おろせ」
「ははは、今日は送っていってやるよ」
抱き上げたまま
飛び立つ
17号の攻撃によってボロボロ
抵抗する事ができないので
従う
西の都
カプセルコーポの近くで、トランクスを降ろす
「よっと、、ここからは一人で帰れるよな？」
こくんっと、うなずく
帰ろうと飛び立とうと
「あっ」
何かを思い出したのか、17号が近づいてくる
トランクスの前で、立ち止まり
「これは、送り代」
そう言い＿＿
トランクスの口に、自分の口を重ねる
「・・・んっ！」
触れるだけの、キス
（少し・・血の味がするな・・ま、オレが、傷つけたからな）
名残惜しそうに口を離す
トランクスの表情を見ようとする
見てみると
顔が真っ赤
「あ？もしかして、
お前孫悟飯とまだなにもないのか？」
「な・・なにするんだ！」
「お前の初めては、オレだなｖ」
すごくうれしそうに笑う17号
「またな」
飛んでいく17号を見ながら
口に手を当て
赤面
「っ・・・く・・」
ぽたぽたと
涙が、落ちる
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