戸惑い1/3ﾍﾟｰｼﾞ目
まだ、ガキだった
俺より小さくて
泣き虫
いつでもオレの後を付いてきた
でも、今は違う
「悟天、一緒に帰ろうぜ」
教室の奥から
悟天が、出てくる
「あっ‥ごめん今日先に帰ってて」
「…最近なんで帰れねーの？」
とても悪そうな顔をしながら
「と、友達と行く所あるから…ごめん」
そう言い残し
教室の奥に戻っていく。
がしっと
悟天の腕を掴み
「ちょっと来い」
「い、痛いよ…離してよ！」
腕をひっぱり
屋上へ移動
「……」
二人はお互い口を開こうとしない。
トランクスは
ただ、悟天を睨みつける
その視線が怖く
目をそらす
トランクスが
口を開き
「俺さ、お前のなんなの？恋人の俺より友達とるんだ？」
「…そうじゃないけど…」
うつむき
また沈黙
時計に目をやり
時間が無い事をアピール
「時間無いんだよね…ぼくもう行くよ」
急いで教室に戻る
いい加減諦め
悟天を追いかけようとしない。
「なんなんだよ…」
怒りをどこにやったらいいのか分からず
物に当たってしまう
＜＜重要なお知らせ＞＞
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