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その顔が、忘れられない
脳裏に焼き付き
離れない
だめなんだ
オレ達は
「いよいよ明日だね」
辛そうに
しゃべる君
帰りたくない
いつまでも側にいたい
そう願たい
「僕大丈夫だよ…」
ぽたり
大きな瞳から
望まれない
雫が落ちる
うつむき
顔を見せてくれない
泣いているのがわかる
後ろから抱き締め
君の肩に
顔を埋める
自分も辛い
「…すみません…」
涙を流さないよう
堪えるが
声は、涙声
涙が、止まらない
「…さようなら」
聞きたくない言葉
我慢できなく
泣き出してしまう
お互い抱き合い
忘れないよう
体に、熱を刻む
「…トランクスさん…」
「…悟天君」
見つめ合い
お互いを、記憶する
顔、髪、声
「…っ、僕ヤダヨ」
「俺だって…」
悲しい現実
「俺達は、出逢っちゃいけなかったんだ…」
「…そんな…」
「俺は、この時代の人間じゃない」
抱き締めている
腕を離す
「明日俺は未来に帰ります…お元気で…」
そう言い残し
部屋を後にする
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