2024年3月28日(木)
【突然の知らせ】 夕刻忙しく仕事の打ち合わせをしていた時に電話が鳴った。 着信は兄さんからだった。 「兄さん」久しぶりだった..」 電話を疑う事なく取った俺が耳にしたのはチヨの鳴き声だった... 瞬間嫌な予感が言葉をだした。 「それ以上言うな!」 大声で遮った俺にチヨは泣きながら自分に言い聞かせる様に告げた。 兄さんとの別れはあまりにも唐突で一方的だった... 出会いをよく覚えていないのに別れは鮮明に記憶から離れない。 昨年の大晦日は俺の部屋で2人でカップ麺の年越しそばとおせちを食って新年を迎えた。 朝まで語り明かした兄さんが言っていた。 「若い頃に戻ったみたいだな」 「今年も2人で同じ様に来年を迎えよう」 ヘアーウェーブスとチコさんの話ばかり兄さんは楽しそうに話をした。 昨年の夏に俺が高松に帰って来た時はチコさんの昔を振り返る話ばかりだった。 だけどその日兄さんが俺に朝まで語り明かした言葉は前しか向いてなかった。 ほとんどヘアーウェーブスのことだった... 「チヨにヘアーウェーブスを託すけど、チコさんがいなくなった変わりじゃなくチヨがチヨのヘアーウェーブスをやりやすい様に形を作ってやる」 昔の兄さんに戻っていた。 翌朝、男2人で初詣に出かけた。 元日は朝から晩まで一生だった。 突然の別れは未だ現実を受け入れようとはしない..... [▽追記] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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